どうもです。
「腸活」の重要性が言われて久しいですが、本日は腸に至るまでの消化プロセスについて考えてみます。
例えばタンパク質が重要という話はよく聞きますが、それも消化吸収ができることが前提で、未消化のタンパク質は体内で毒となります。
36度の炎天下の空間に肉を放置すると腐敗して毒になりそうなのは想像がつきますが、未消化ですと体内で同じようなことが起こってしまいます。
消化酵素は種類があり、それぞれけっこうな量が分泌されています。
例えば炭水化物を分解する唾液のアミラーゼが1日1〜1.5L、
タンパク質を分解する胃液のペプシンが1日2L、などですね。
これらの消化酵素はタンパク質から作られるため、タンパク質を摂取することが大切になってきますが、
摂取したタンパク質を消化吸収できるかという個人差があり、
消化吸収するための消化酵素の分泌量に個人差があるため、結局のところ、消化酵素によって、消化吸収能力に個人差があるということになります。
「体質」の1つの解が、消化酵素の多寡といえるかもしれません。
もし現状でタンパク質不足などに陥っていて、消化酵素が不足して胃腸が弱っている場合、消化酵素のサプリなどで補う必要があります。
例えばこれは、胃酸の成分である、タンパク質を分解するペプシンと塩酸のサプリ。
胃酸はタンパク質の分解や、ビタミン、ミネラルの消化吸収に欠かせない存在です。
胃酸は消化以外にも細菌、ウイルスやカビなどを殺菌してくれる作用もあります。
胃酸が不足している場合、サプリで補うのも一つですし、梅干しやレモン、酢などを食前にとることで、分泌を促すのもひとつです。
そして、胃酸より手前にあるのが唾液であり、炭水化物のでんぷんをブドウ糖に分解するアミラーゼです。
この対策は咀嚼です。
よく咀嚼して、唾液と食物をしっかり混ぜてから飲み込むことが、当たり前ですが重要です。
意識して調整できる唯一の消化プロセスなので、ぜひ咀嚼しまくりましょう!
ということで、腸活に至るまでも、これだけの道のりがあります。
総合的に対策ができればと思います!
終わり