どうもです。
本日は、健康ネタいきたいと思います。
「中年太り」という現象がありますよね。
「食べる量変わってないはずなんだけど、30歳過ぎてから太りやすくなった...。代謝落ちてるの?何なの?死ぬの?」
という話を聞くことがあるかもしれません。
代謝って何なの?という疑問は置いておいて、代謝なるものがあるとして、代謝の低下と下腹等の太り具合には比例関係は無いらしいです。
(代謝が落ちるから太りやすくなるってわけじゃないっぽい)
では、30歳過ぎてから太りやすくなるという現象は何なのか?
その正体は、、、
「褐色脂肪細胞の減少」
です。
何のことや?と思われたかもしれません。
実は脂肪には大きく分けて「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」があり、
白色の方はイメージ通りの脂肪で、余剰のエネルギーを貯蔵するための脂肪で、これが過度に蓄積すると「太る」という現象が起こります。
褐色はというと、ヒーターのようなイメージで、白色脂肪細胞を燃やして熱に変換し、消費カロリーを増やしてくれる働きがあります。
つまり、褐色脂肪細胞は脂肪でありながら、脂肪を燃やして体を温めてくれる機能、ひいては、痩せさせる機能があるんです。
白色脂肪細胞が下腹や二の腕などの全身に蓄積されるのに対して、
褐色脂肪細胞は局所的で、背筋や肩甲骨周辺部などにしか存在しません。
で、この褐色脂肪細胞が年齢とともに減衰してしまい、30代で乳幼児期の50%、40代で30%程度と、30代以降に容赦なく減衰していきます。
つまり!つまり!
30歳を過ぎてから太りやすくなる現象の正体は、褐色脂肪細胞が30代でガクッと減ることで、白色脂肪をエネルギーに変換する効率が落ちてしまうからなのでした。
ちなみに褐色脂肪細胞の減少は、女性より男性においてより顕著であり、確かに、男性の方が中年太りのリスクは高いように感じます。
では、どうすればいいの?というところですが、褐色脂肪細胞が分布している肩甲骨や背筋を鍛えて褐色(フルで言うのめんどくなってきたw)を活性化させるしかなさそうです。
特にデスクワークなどをしていると、猫背気味になりやすく、日常生活の中で肩甲骨や背筋を使わない状態に陥りやすいので、
肩甲骨や背筋を意識的に鍛えることが、デスクワークの猫背改善や肩こり対策にもなり、いいかもしれません。
スポーツでいうとボルダリングとか、水泳とかが、自然に背中を鍛えられる系の種目となりますが、
そうしたスポーツをやる機会がなくても、肩甲骨や背筋を鍛える筋力運動を取り入れてみると、一石十三鳥くらいメリットがあるかもしれません。
ってな感じです!
素敵に年齢を重ねる「ナイスミドル路線」も全然アリだとは思いますが、現時点においては全力で年齢に抗っていきたい所存です!