どうも、政府支給のマスクを使ってみて、これからの季節、ちょっと厚手で暑いかな?と感じたエドワードJr.です。
今回、私の動物好きアピール、というわけではないのですが、、、
どうか、あいつらだけは取り上げさせてください。
ウマ&ハムスター✨
前回、肉食動物と草食動物の話をしながら、人間が基本的には肉食向きの消化器官を持っているという話をしました。
しかし、農業革命以来、人間は農耕によって作った穀物を主食として食べてることが多いです。
肉食なのに、植物である穀物を食べてるのはどういうことなん?という疑問の答えは、ウマとハムスターを見ることで見えてきます。
まず、ウマですが、草食動物です。
草食動物は、体内のバクテリアによって植物の養分を動物向けに変換しているんでした。
ウシの場合、バクテリアが消化の前半に働くため、バクテリアにより生じるエネルギーを吸収した後、バクテリアそのものも動物向けのアミノ酸として、吸収しています。
一方ウマは、バクテリアが消化の後半に働くため、バクテリアにより生じるエネルギーは吸収できますが、動物向けのアミノ酸としてのバクテリアそのものは吸収できずに終わってしまいます。
つまり、アミノ酸の補給源としてウマが頼れるのは正真正銘、、、
草
ww
(そっちじゃない!)
のみとなります。
で、草というのは動物と比べた時に、基本的にはアミノ酸の量が少なく、20種類のアミノ酸の配合割合も一部欠けてたりしてバランスが悪いです。
そんな草からウマが生きるために必要な量のアミノ酸を得るために残された戦略は、、、
めっちゃ、食いまくる
一択となります(笑)
どこまで食べるかというと、草の中で一番量が少ないアミノ酸が、ウマにとっての必要量を満たすまでです。
で、草にはカロリーもありますし、量が少ないアミノ酸だけじゃなく、そんなに量食べなくても満たされるアミノ酸もあるので、
最低ラインに合わせてたくさん草を食べていると、、、
食べ過ぎ
となります。
(当たり前や!)
草でアミノ酸の必要量を満たすために過食した食物は、アミノ酸であれ、炭水化物、脂肪であれ、体内に脂肪として蓄積されていまいます。
過食を余儀なくされたウマに残された生存戦略は、、、
走る
一択になります。
ウマは別に好きで走ってるわけではなく、たくさん走って汗をかいて、過食による余剰エネルギーを捨てていたんです。
ウシのようにバクテリアを動物向けのアミノ酸として吸収できないことで、過食を余儀なくされ、過食により走ることを余儀なくされてしまっているウマ、
だいぶ、余儀がありません😢
人間的にはウマで荷物運んだり、移動手段として活用することができ、
ウマとしてもウシなどとは違った個性で活躍の場を与えられてよかったのかもしれませんが、
生き抜くために健気に走り続けるウマの事情と、人間がウマを移動手段として使わせてもらってきた歴史を知って、
なんか、すまん!と同情するとともに、
自分も生き抜くために走るんだ!頑張ろう😂!となぜか思えた今日この頃でした。
(終)
P.S.
あれ?終わり?
ハムスターどこいった?
ハムスター登場を心待ちにしてくださっていた全国のハムスターファンの方、すみません!
ウマ部分執筆で疲れてきたのと、締めくくりっぽい雰囲気になってきたのでハムスター忘れてました💦
ハムスターをはじめとする齧歯類と呼ばれる連中は、草食動物も目をつけていなかった植物の種に目をつけました。
種は発芽しないといけない都合上、養分豊富でエネルギー源になるため、種を食べていれば、バクテリアを使って草からエネルギーを引き出すことをせずに、ハムスターは生きていくことが可能です。
だがしかし!
種はあくまで自分(植物)の発芽のためのエネルギーを持ってるだけであるので、アミノ酸組成は動物向けじゃないです。
となると、ウマの悪夢の再来で、ハムスターも食べまくって走り続けないといけないことになります。
だからハムスターは回転車でずっと走ってるんですね。
で!で!なんでこの話したかというと、ハムスターは種を食べてるわけですが、、、米とか麦のような穀物も、要は種ですよね?
ハムスターの食生活、人間に近くないですか?
「ぬおっ!たしかに!な、なるほどですね!で、ではつまり...人間は、、、人間はどうなのですか⁉︎」
次回、回答します。
(オァイ!)