どうも、国民全員に配られるマスクがついに到着して、テンションが爆上がりしたエドワードJr.です。
今回は、前回までのタンパク質の流れから、人間が肉食なのか否か、を考えていきたいと思います😊
結論からいうと、人間は肉食です。
説明しますね。
タンパク質が分解された結果のアミノ酸というのは、水や酸素に並ぶレベルで生体にとって不可欠なのですが、
アミノ酸には20種類あり、そのアミノ酸の組成のバランスが動物と植物でだいぶ異なっています。
動物が養分としてアミノ酸を摂取するには、自分とアミノ酸の構成割合が類似する「動物」から獲得するのが最も効率的です。
だから、ライオンやトラのようなTHE・肉食動物たちは、植物に比べてアミノ酸のバランスが自分に類似している肉を食べています。
がしかし、彼らは肉食という道を選択したことによって、食べ物を得られないリスクと隣り合わせになり、食物獲得に多大な労力を要するようになってしまいました。
なんせ、獲物の動物も動く物として必死に逃げ回るわけなので、獲物に出会えなかったり、逃してしまうことがあるわけです。
そこで、動かない植物に目をつけたヤツらがいました。
草食動物です。
しかしなぜ、ウシやウマなどの草食動物はアミノ酸の組成が自分と異なり、エネルギーも無さそうな草を食べているのに、問題なく活動できて、ガッシリとした肉体をしていたりするのでしょうか?
秘密は、バクテリアにあります。
草食動物は、体内にバクテリアを大量に飼っており、自分が食べた草をバクテリアに食べてもらい、その時バクテリアが発するエネルギーを吸収し、その後バクテリア自体もアミノ酸として取り込んだりしています。
そんな、ドラゴンボールのセルみたいなことをやっている草食動物ですが(わからない方、スミマセン!)、これはバクテリアを飼っているからこそなせる芸当です。
つまり草食動物は「消化管内に、植物の養分を動物向けに変換するための仲介者であるバクテリアを飼っている動物」と定義することができます。
草食動物「動物の獲物捕まえるのめんどいから、体内で工夫してみっか!バクテリア!おめぇ名前的に強そうだなぁ。。。ワクワクすっぞ〜!
(バクテリア導入)
・・・うーん、逆に複雑でめんどくさいことになっちゃったかな。。てか、草のカロリー低いw四六時中食べてる必要があって、これはこれでめんどい。。。」
といったところかな、と思います。
で、人間はというと、このようなバクテリアを全く持っていません。
草食動物が大量のバクテリアのタンクとして、消化分解において重要な機能を持たせている「盲腸」も、人間の場合ほとんど退化して、「虫垂」という情けない名前がついている始末。
そんなわけなので、消化の仕組み的には人間は肉食と言えます。
で、この話題、
じゃあなんで肉食なのに、人類は植物を栽培する「農耕」という戦略をとったのか?とか、
じゃあ現代人はどんな食生活にしたらよさそうか?とか、
いろいろ発展して個人的にめっちゃ好きなテーマなので、ぜひまた扱わせてください!
本日は以上です!読んでいただき、ありがとうございます!