こんにちは。今回は舞茸についてです!
舞茸の利点、それは、
胆汁の働きを高めてくれる
ことです。
いや、だしが出て普通に美味しいというのももちろんあるのですが、今回は機能性に注目してみます。
その前に「胆汁」って何?ってことなのですが、
中学理科で出てきそうなこちらの図でいうと、胆汁は肝臓で作られて胆のうに溜められて、脂肪の消化を助けています。
水と油は溶けませんが、胆汁によって水と油が混ざって消化吸収しやすくなるという、なんとも都合のよい働きをしてくれます。
この胆汁の分泌が少なくなると、油もので胃がもたれたりして、ゲップやガスが増えたり、便やお腹の調子がイマイチ……となりやすいんですね。
また、胆汁は血液の中に胆汁酸という形で入り込み、胆汁酸は血管の細胞にくっつき細胞を活性化させます。
そこに中性脂肪がやってくると細胞が脂肪を燃焼してエネルギーに変換してくれます。
結果、代謝が良くなるというわけです。
年をとると代謝が落ちて中年太りになりやすくなる原因の一つが「胆汁の働きの機能低下によるもの」ともいわれています。
そんな大切な胆汁の重要性は"医学の祖"ヒポクラテスも認識していて、「胆汁が濃い人は痩せていて活動的だ」という言葉を紀元前5世紀に残しています。
では、胆汁を効果的に働かせるにはどうすればよいのか?
胆汁は、新しい方が良い働きをします。
体内の胆汁の量は人によってほぼ決まっているので
古いものを外へ出さないと、新しい胆汁は作られません。
胆汁は便と一緒に排出されるので、食物繊維を多く摂ることで古い胆汁が食物繊維に吸着し、体外に排出されることで新しい胆汁が作られやすくなります。
ここで舞茸が出てくるのですが、舞茸には他のキノコにはないMXフラクションという成分が入っています。
MXフラクションは臓器や血液の余分な脂肪を古い胆汁酸と一緒に便として排出したり、腸を活発にして便を促す効果もあることで知られています。
MXフラクションは、エキスとして流れてしまうこともあるので、味噌汁などにして出汁も一緒に飲むことが大切です。
他にも、もち麦、こんにゃく、海苔、杜仲茶(Amazon等にある)なども、胆汁の働きを高めます。
舞茸といいつつ、胆汁の話になってしまいましたが、、、
ちなみに舞茸を味噌汁に入れる場合、どのタイミングで入れるとよいかというと、、
舞茸のうまみ成分は60〜70度あたりで最も引き出されるので、その温度帯を経るように、水から入れるのがオススメです(^^)
終わり