最近、呼吸に注目しています。
常人の場合ですが、何も食べなくても2〜3週間生きられ、何も飲まなくても4〜5日は生きられるのに比べて、呼吸をしないと10分も生きられません。
忘れがちですが、飲食以上に常時しているのが呼吸であり、呼吸が健康状態に及ぼす影響は大きそうです。
そこで今回は、最近個人的に注目しているオランダ人のヴィムホフ氏が提唱している呼吸法について紹介します。
呼吸についてごく簡単にまとめると、私たちは酸素を吸って二酸化炭素を吐いています。
酸素は栄養素からエネルギーを引き出すために欠かせない一方で、二酸化炭素は血管を広げておくために必要です。
二酸化炭素は排出物で、身体から捨てられるだけのものと誤解されがちですが、酸素が身体のすみずみまで行き渡るためには二酸化炭素によって血管が広がっていることが必要です。
呼吸は大事ですが、呼吸をし過ぎてしまうと酸素と二酸化炭素の比率が崩れてしまい、血流が悪くなり、冷える、肩こり・頭痛、疲労感などにつながる可能性があります。
自分が呼吸をし過ぎているかは、安静時の1分間の呼吸の回数(吸って吐いて1回)を数えればわかるといいます。
11回より多いと呼吸が多過ぎるかもしれないそうなのですが、自分は17回とかでした...。
ってことで伸びしろがありそうな呼吸ですが、ここで呼吸のエクササイズを紹介します。
①息を吸い、ゆっくり吐く
寝るか座るかして、鼻から深く息を吸って、ゆっくりと吐く。これを30回繰り返す。
②息を吐き切って深く吸う
息を完全に吐き切り、もう一度思い切り深く吸う
③息を吐いて止め、吸いたくなったら吸う
再びゆっくりと吐き、あごを引いて息を止める。吸わずにいられなくなったら、呼吸を再開する
④ ①〜③を3ラウンド程度繰り返す
このエクササイズをすると、肺のなかでの空気交換が進むため体内から大量の二酸化炭素を排出することになります。
血中の二酸化炭素濃度が下がって、血管が収縮し、その状態で最後に息を吐くのに続けて息を止めると、酸素ばかりが消費されていきます。
すると今度は身体が大量の二酸化炭素を保持したままになって、体内の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れます。
このバランスを戻そうとして細胞内のミトコンドリアに、大量の酸素を供給する現象が起きます。
ミトコンドリアは細胞内で酸素を使ってエネルギーを生み出しているため、自らの意思でより深く呼吸することで、より多くのエネルギーを細胞内で生み出せるようになる、
...とのことで、「ごめん、ちょっと何言ってるかわからない」という感じだったのですが、
何日かやってみたところ、息を止められる時間が1分から3分ほどになり、1分間の呼吸も7〜8回くらいになりました。
とりあえず続けてみます。
終わり