エドワードJr.のブログ

徒然なるままに綴るブログ✨

愛の効果

アインシュタインの脳を調べた研究者としても知られる脳科学者のMarian Diamond博士は、90歳で亡くなる直前まで、脳研究に人生を捧げた。

 

 

Diamond博士は脳は何歳になっても発達することと、脳の発達にとって重要なものとして、食事、運動、挑戦、新しさ、そして、愛を主張した。

 

 

博士は、高齢のラットを研究しようとしたのだが、なかなかうまくいかず、人間でいう60歳くらいで死んでしまうラットが多かった。

 

 

一方で長生きするラットもいる。その違いは、撫でていることだった。

 

 

毎日一時的にケージから出して撫でてあげると、それだけで寿命がかなり長くなり、脳も明らかに厚くなっていたという。

 

 

また、狭く寒々しいケージで単独飼育されたラットと、たくさんのおもちゃや複数の遊び相手がいるケージで飼育したラットを比較すると、

 

 

豊かなケージで育ったラットの脳は、貧しいケージで育ったラットの脳に比べて、大脳皮質がおよそ6%分厚かった。

 

 

当時、育ちか環境(nature or nurture)論争が盛んに議論されていたが、博士の研究は脳は後天的に変化し、作ることができることを示した点で画期的だった。

 

 

Diamond博士の研究は、学問領域のみならず、子育ての考え方にも、大きな影響を与えた。

 

 

それまでは、脳は遺伝子によって規定されているというパラダイムが支配的だった。

 

 

だけど実際は、脳はいかようにも作ることができる。だからこそ幼少期の豊かな環境や、愛が、脳の発達にとって極めて重要であることが、博士の実験で示された。

 

 

Diamond博士は他にも、脳の発達にとって新しさと挑戦も重要であることと、脳は何歳になっても発達することを主張した。

 

 

僕のことでいうと、子どもがあっという間に生後半年になろうかというところ、日々どんどん新しく成長する赤ちゃんを見、おもちゃを買い、愛情を注ぐ挑戦をしています。

 

 

Diamond博士の主張によると、これって子どもの脳にも僕の脳にもよさそうだなぁと思いました😊

 

 

f:id:atoz2020:20230429165038j:image

 

終わり