エドワードJr.のブログ

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赤ちゃんの感覚の発達

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今日は赤ちゃんネタです👶 

 

 

いま生後5ヶ月の息子は、少し前から見えるものに自分から手を伸ばすようになりました。

 

 

脳の発達的にいうと、これは「視覚と触覚の情報が統合できるようになったことで、その情報に対して、脳が腕の動きを命令し、見たものに触れることができる」という現象になります。

 

 

また、名前を呼んだり音を立てたりすると、こちらを見るようにもなっています。

 

 

この場合は「視覚と聴覚が統合されたから、首の動きという身体の動きをうまくコントロールできるようになった」となります。

 


このように、それぞれの五感が連動して働くことを、専門用語で「クロスモーダル連合」と言うんだそうです。

 

 

「見たものに触れる」ことは、一見簡単そうに思えますが、視覚と触覚という異なる感覚刺激の情報を連合することで、脳にとっては難しい仕事です。

 

 

赤ちゃんはけっこう早い段階で動くものを目で追うようになりますが、それは反射的に視線が動くだけです。

 

 

この反射には視覚しか使っていません。しかし今回のように、見えるものに「手を伸ばす」ということは、

 

 

「見えるものは自分の手で取れるかもしれない」と理解できたことを意味しています。

 

 

これはつまり、彼の中で「この世界は3次元だ」ということに気づき始めた、ということです。

 

 

目の網膜(光を投影するスクリーンのようなもの)は2次元のため、この3次元の認識は赤ちゃん的にはものすごく画期的なことです。

 

 

網膜に投影され、脳に届く情報は実は全て2次元の視覚情報でしかありません。

 

 

ところが赤ちゃんは、その情報をそのまま鵜吞みにしてはいけないことに気づき、実は2次元ではなく、3次元情報が縮小された後の2次元情報だということに気づきます。

 

 

「元の3次元世界」を2次元情報から読み解き、脳内で復元する作業ができつつあるというわけです。

 

 

こうした訓練の一環が、手を動かして自分から見える位置に持ってきたり、指を自分の顔に近づけて触ったりすることです。

 

 

そうして、顔の皮膚に触覚が発生し、身体運動や触覚などの様々な感覚が視覚と連動するようになります。

 

 

そういった感覚は体の中心から発達していくのですが、その中心の一つが口です。

 

 

赤ちゃんを見てるとビックリするくらい指しゃぶりをしたり、身の回りの物を口に入れているのですが、そうしながら口や手の感覚を発達させていってるんですね。

 

 

色々な菌に触れて免疫を鍛える観点からも、よほどの物でない限り、止めずに指しゃぶりやおもちゃかじりをしてもらっています(^^)

 

 

終わり