先日、赤ちゃんの抱っこ教室に行ってみました。
馬や牛などの赤ちゃんが生後間も無く駆け回ることができ、数週間で自立して生活していけるのに比べて、人間の赤ちゃんはとても未熟な状態で産まれてくる。
親の保護を必要とする子供を連れている母親が、子供と自分を養うだけの食べ物を1人で採集することは不可能だったために、周囲の人の助けを借りる必要があり、このことが人間の特権とも言える「社会」をもたらした。
また、人間は未熟な状態で生まれてくるがゆえに、他の動物に比べて、教育し、社会生活に順応させられる度合いがレベチである。
ほとんどの哺乳類は、陶器が窯から出てくるようにできあがった状態で産まれて来るので、作り直そうとすれば傷ついたり壊れたりしてしまう。
しかし人間は、溶けたガラスが炉から出てくるように産まれて来るので、驚くほど自由に曲げたり延ばしたりして後天的に作ることができる。
だから人間は良くも悪くも、いかようにも作れて、作り方次第なのである。。。
...そんな私の妄想をよそに、抱っこ教室のインストラクターの方は、熱心に赤ちゃんのことをレクチャーしてくれて、
赤ちゃんの抱っこの仕方に代表されるように、未熟な状態で産まれてくる赤ちゃんをどのように扱えばよいのか、よく理解することができました。
ところで、「クレヨンしんちゃん」というアニメには、「隣のおばさん」というキャラクターが出てきて、母であるみさえが赤ちゃんのひまわりを隣のおばさんに預けて出かける話がある。
これって、何気にけっこうすごいことだと思う。
最近だと、ちょっと気軽には隣人に子供を預けられないかなぁと思うんよね。
昔はこんなふうに近所付き合いが密で、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に住んでいたりして、育児について口出ししてくれる存在が身近にいた。
悪く言えばお節介だったのかもしれないけど、よく言えば子育てという暗黙知を自然に教わることができた。
今ではすっかり核家族化してしまって、近所付き合いとかも少なくなり、子育てについて学ぶ機会は減ってしまった。
良い悪いとかではなく、時代の流れだから仕方ない部分もある。無くなってしまったものがある代わりに、今は今で昔は無かったようなコミュニティがあったり、インターネット等の情報が発達したりしている。今回参加したような育児について学べるような教室も多くある。
そういった助けを借りながら、子育てについても学んでいきたいと思います👍
終わり