行動経済学という分野がある。
人は合理的に行動することを大前提として理論を積み上げていく普通の経済学に対して、
いやいや、人って感情とか心理とかあるし、そんなに合理的じゃなくない?というのを前提とするのが行動経済学(多分)
合理的に考えると運動した方がいいけどめんどくさいからやらない、みたいな感じでしょうか。。
そんな行動経済学の世界の法則に、「松竹梅効果」というものがある。
例えば、以下の場合、どれを選びますか?
うなぎ
松 2500円
竹 1500円
梅 1200円
※松と竹はうな重、梅はうな丼
※うな丼(うな重より少ない)
(´-`).。oO(「松」、うなぎがたくさん乗ってて美味しそう...でも高いし贅沢過ぎるから「竹」にしとこうかな。。)
(´-`).。oO(「梅」、安いけど量が少ないし満足できなそう、、「竹」!キミに決めた!)
こんなふうに、3種類に分けることで真ん中のグレード・価格の商品が選ばれやすくなる現象は「松竹梅効果」と呼ばれています。
松竹梅効果は「人はちょうど良いもの・無難なものを選ぶ」という傾向を上手く利用した手法です。
さっきのうなぎの例で言うと、1200円と1500円の2種類のうなぎを販売するとだいたい半々で売れますが、
2500円のメニューを追加して「松竹梅」の3種類にすると、真ん中の「竹」の注文が半数を占めてトータルの利益が上がった、ということが起こります。
オリジン弁当でも1種類だった幕の内弁当を3種類(450円、上490円、特上690円)に増やしたところ、やはり490円の「上幕の内」が一番の売れ筋となりました。
・普通のKindle
など、3種類の展開にしていたところ、真ん中のKindle Paperwhiteが1番売れました。
そんなことを考えつつ、今日友人とインドカレーを食べに行ったのですが、
友人も僕も1200円のシッダババセットを注文しました。
3種類じゃないじゃない?と思いきや、
・松グループ(バーベキューセット、1種類カレーセット)
・竹グループ(シッダババセット)
・梅グループ(A・Bタリーセット)
の3グループとした時に、まぁまぁ術中にはまってるんじゃないかと思いました笑
終わり