人間は言葉によって思考しているので、言葉によって考え方が変わってきます。
例えばインドのサンスクリット語には英語の"have"に当たる言葉がありません。
そのため、「時計を持っている」ではなく、「時計がたまたま寄り添っている」という感覚で、「所有」の概念がありません。
これは極論としても、日頃の言葉遣いが無意識に考え方にもつながって来ると思うので、個人的にあまり言わないようにしている表現がいくつかあります。
①れる・られる
「れる・られる」は、受動的な姿勢や他責的な思考につながり得ると考えています。
自己啓発本「7つの習慣」では、人生最高の秘訣のための第1の習慣に「主体的である」ことを挙げていますが、「いや、初っ端の階段いきなりめっちゃ高くない?w」と思うくらいには、主体的に、能動的に生きることは簡単ではないと感じています。
だからまずは言葉遣いから!と思い、以下のような変換をかけるようにしています。
言われた
↓
言っていただいた、指示をいただいた
怒られた
↓
怒っていただいた
↓
感謝
②せる、させる
辞書を引くと、
さ‐せる
他人にあることをするようにしむける、または命ずる。することを許す。
とのことで、上下感が出る気がするのと、させられる側から見ると受動的にならざるを得ない感じを受けます。
なので、何かを依頼する時は、
させる→してもらう
とかでしょうか。
自立させる→自立する
なども変換ができそうです。
③ウチの◯◯
例えば、「ウチの会社」と表現した方が、「この会社」より会社や組織との距離が近い感じがしませんか?
距離感が近ければ、当事者意識を持ちやすく、組織の問題を自分の問題のように捉えられ、責任感も持ちやすいと感じています。
逆に当事者意識が薄いと、組織の批判はしても自分が変えようとはせず、評論家チックになってしまうかもしれません。
「ウチの」が入っていると、自分自身も組織の一部という感じがして、より愛着が湧きそうな感じがします。
そんな感じで、言葉遣いを肯定変換してポジティブに考えていきたいと思います!
終わり