どうもです。
先日新聞で、「させていただく」という表現が誤りであるという記事を見かけました。
文化審議会が2007年にまとめた「敬語の指針」によると、「させていただく」という表現は相手の許可を受ける場合でなければ不適切になるといいます。
それから15年が経ちましたが、この使い方はさらに増えており、「させていただくブーム」とする言語学者もいるそうです。
これは、コミュニケーションの様式や距離感が変化し、相手に直接敬意を示すより、自分の丁寧さを示すスタイルが好まれるようになったためだと言います。(なんかわかるかもしれない笑)
記事によると、首相も、「〜を打ち出させていただいています」と話していたが、適切な使い方ではなさそう、、、
とのことなのですが、、、
別によくない?w
首相も使ってるんだったらもうそれでええやん!って思いますねw
100年前の言葉遣いと現代の言葉遣いは当然違うわけで、言葉は変わっていくもの。
使う人が増えたら正しい言語になる、みたいなところありますよね。
そんなことを考えたついでに、言葉遣いについて想いを馳せてみますが、、、
「おります」は謙譲語
というものがあります。
謙譲語だから、自分や身内にしか使えず、目上の相手には使えないことになります。
では、尊敬語要素を追加した「おられます」はどうか?
これもやはり「おる」の謙譲語要素を打ち消すことにはならないため不適当となり、「いらっしゃいます」が適当なようです。
しかし方言によっては、「いる」の意味合いで「おる」を使っていることもあり、その場合は「おられます」でいいらしい。
ややこしいw
あと自分もやりがちなのが、
「〜して下さい」
漢字の「下さい」は、“何かを貰いたい”“物が欲しい(give)”という意味
ひらがなの「ください」は、“何かをしてほしい(please)”という意味
ということで「〜してください」が正解。
「〜して頂く」
漢字で「頂く」と書く場合は、“何かを食べる(飲む)”“何かをもらう”という意味の謙譲語。
ひらがなで「いただく」と書く場合は、“何かを~してもらう”という意味の尊敬語
だから、「〜していただく」が正解。
それでいうと、して欲しい→してほしい、致します→いたします、とかまぁ色々ありますが、、、
どっちでもよくねw?と思いつつ、、、
ニホンゴムツカシイ...(°_°)
そんな感じで、今回は終わらせていただきます。
(許可を受けるという意味で!)