どうもです。
人間の思考は大半が言語によって行われていて、人のものの見方や考え方は、言語によって大きく左右されています。
日本語と英語を話す人では、世界のとらえ方が相当異なるはず。
英語を学ぶ中で、そのような違いに気づくことは、けっこう面白い。
例えば英語は、神様の存在を前提としていることが多いです。
「surprise」という単語の訳は「驚かせる」で自分が驚いていることを言いたい場合は「I'm surprised.」で、直訳すると「私は驚かせられた」ですが、一体誰に!?ってなりませんか?
実はこの表現は、キリスト教の文化圏では「神様に驚かせられた」というニュアンスが暗に入っています。
また、朝の挨拶は日本語では「おはよう」=「お早う」で、朝が早いという事実を単に描写するような表現です。
また、英語では「Good morning」で「良い朝」ですが、これは晴れの朝も雨の朝も、気分が良い朝も、気分が優れない朝も、同じく「Good morning」です。
これは実は前に「I wish you a」が省略されていているんです。
つまりこれは、「I wish you a good morning」で、祈りなんです。
「(今朝の天気はひどいけど、)あなたにgood mornigが訪れることをお祈りしてますよ」ということなんですね。
また、
川端康成の「雪国」の小説の冒頭の日本語と英訳を比べると、
日本語:
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
と自分視点ですが、英語だと、
The train came out of the long tunnel into the snow country.
と、だいぶ視点が引いていて、これは神様視点とも言えます。
日)そっち行くよ → (英)I’m coming.
とかもそんな感じですね。
というわけで、みなさまにgood なmornig、goodなeveningが来ることを祈っています👍!
終わり