エドワードJr.のブログ

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なぜ、日本は借金まみれなのに大丈夫なのか?その②

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どうもです。

 

 

前回、日本は借金が多いけれど、国内の借金は国民や企業の預金の裏返しだからあまり問題ないという話をしました。

 

 

でも、借金をした結果、アルゼンチンのように破産したり、ギリシャのように危機的な状況に陥った国も存在します。この違いはなんでしょうか?

 

 

借金をしても大丈夫、というのはあくまでも国内での話で、国外についてはこの限りではありません。

 

 

お金の本質のひとつは、そのお金で誰かに「働いてもらうこと」にあります。

 

 

外国からお金を借りるというのは、外国の労働を借りているようなことを意味します。

 

 

その労働はいつか返さなければなりません。

 

 

借りたお金、労働の分、労働で返せなければ、その時は破産となります。

 

 

例えば日本の場合、アメリカに対して、長らく貿易黒字の状態を保ち続けてきました。

 

 

日本人がつくった自動車などをアメリカに買ってもらったわけですが、これは日本人がアメリカのために働いたようなものです。

 

 

すなわち日本の労働をアメリカに貸したことになり、得たお金を使ってアメリカ人に働いてもらうことで、いつか返してもらうことができます。

 

 

こういう場合は破産することは考えにくく、安心できます。

 

 

しかし貿易赤字や、海外から借金をしていたり、負債を負っている場合は、この限りではありません。

 

 

外国に借金をしている状態は、労働を借りている状態を意味し、いつか外国のために働いて返さなければなりません。

 

 

労働や、労働により生み出される物資が自国ののためにならず、海外への労働の借り(=借金)の返済に使われてしまうと、自国の労働力や、物資が不足してしまいます。

 

 

すると不足した物資は値上がりし、いわゆるインフレに陥ります。

 

 

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写真のような第一次世界大戦後のドイツのハイパーインフレや、戦後の日本のインフレは、多額の賠償金を払うために紙幣を発行し、外貨を買ったことで、海外に借金=労働力の借りをつくったことが根本の原因でした。

 

 

外国が賠償金として得たドイツのマルクや日本の円を使うことは、ドイツや日本の労働力を外国のために使うことを意味し、自国では労働力が不足し、物資が作れず不足し、インフレになる、という流れでした。

 

 

ということで、ずいぶん語ってしまいましたが、結局何が言いたかったかというと、、、

 

 

お金を使うことの本質は、「誰かに働いてもらう」ことにある、というのはお金を使う時に頭の片隅に入れておいて損はないと思います、ってことや!

 

 

以上