エドワードJr.のブログ

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日光の効果

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ゴールデンウィーク、外に出かける機会があったので、わりと日焼けしました😂

 

 

そこで今回は、日光は体にいいのか、悪いのか?について考えてみたいと思います。

 

 

よく言われるのが、日光に当たることで、皮膚からビタミンDが生成されるという話。

 


ビタミンDは胃腸からのカルシウムの吸収量や、腎臓でのカルシウムの再吸収量を調整し、骨にカルシウムを沈着させます。

 

 

カルシウムだけ摂っても、ビタミンDがなければ骨の強化にはつながりません。

 


ビタミンDの補給には太陽に当たることが手っ取り早い手段となります。

 

 

他にも日光を浴びるとセロトニンメラトニンの分泌バランスを整えてくれたり、体内時計が整ったり、かなり整うことが期待できます。

 

 

一方、日光の弊害もよく聞きます。

 

 

例えば、「オーストラリアでは皮膚ガンが増加しているというが、あれはどうなんだ?」というもの。

 


文化人類学的にいうと、伝統的な暮らしを営むオーストラリアの先住民・アボリジニでは皮膚ガンが増加しているという事実はありません。

 

 

そう考えると、そもそもオーストラリアという土地は、白色人種には不向きな土地だった、と言えるのかもしれません。

 


500万年前にアフリカで発生した人類が、次第に北上するにつれ、白色人種となりました。

 

 

ヨーロッパ大陸に進出するにあたって、最も適応に苦労したのは、日光照射量の乏しさでした。

 

 

メラニン色素の豊富な黒い肌では、日光をブロックしてしまい、ビタミンDの生成ができません。

 

 

白い肌、金色の髪、青い目、これらはすべて、メラニン色素の生成量を抑えようとして生じた形質であり、これによって彼らは、北欧の少ない日光でも能率よく紫外線を吸収できるようになり、寒さにも適応しました。

 

 

冷たい空気を呼吸する際に少しでも加温するために鼻が高くなり、体格はベルクマンの法則(寒冷な地域ほど体重が重くなる)に従って大型化しました。

 

 


こうした進化には何万年という月日を要しましたが、大航海時代に入り、ヨーロッパ人は世界中に進出し始めました。

 


白い肌で、少ない太陽でも能率よくやっていこう、っていう省エネ型の肌の人種が、南半球の、カンカン照りの太陽の下で暮らすようになったわけです。

 


進化の歴史を考えれば、急激に適応するのは難しく、皮膚ガンの増加はもっともなことだ、とも言えるのかもしれません。

 

 

それでいうと、僕もなのですが、日焼けした時に赤く焼けるような人は日光の弊害を受けやすいのかもしれません。

 

 

帽子や日傘などをして、過度に焼けないようにしつつ、ある程度は太陽の光を浴びて、日光の恩恵は受けられるようにしたいものです。

 

 

終わり