エドワードJr.のブログ

徒然なるままに綴るブログ✨

選択の壁

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「ビュリダンのロバ」という思考実験があります。

 

 

お腹を空かせたロバが、2つに分かれた道の真ん中に立っています。

両方の道の先には、同じ量で同じ質の干し草があり、距離は同じです。

ロバは非常に合理的で賢かったのですが、悩みに悩んだ末、どちらの道も選ぶことができず、そのまま餓死してしまいました。

 

 

という話なのですが、なぜロバはどちらの道も選べなかったのでしょうか?

 

 

ロバは左右の道の選択を迫られていました。

 

 

左右の道で得られる干草はまったく同じですが、

 

 

どちらかを選んだことで「別の方を選んだ方が良かったのではないか…」という後悔や不安が残ります。

 

 

このような選択による苦しみを「選択の壁」といい、ビュリダンのロバでは選択の壁を超えることの難しさを説いています。

 

 

分かれ道に立ったロバは、賢かったため左右の道を選んだ際の損得を考えて進む道を選ぼうとしました。

 

 

しかし、どちらも得られる干し草は同じであり、どちらの道を選んでも同じだけの後悔に悩まされることになってしまいます。

 

 

その結果、ロバは選択の壁を越え、道を選んで餌を得るという主体的な選択ができず、どちらの道も選ばず餓死するという消極的な選択をすることになった、ということです。

 

 

このように、僕達の日常でも選択することが難しい場面に直面することは多々あります。

 

 

例えば、飲食店を探していて気になる店を見つけるも、どちらにするかなかなか決まらず結局マックになった、、、みたいな感じでしょうか...🤔

 

 

ビュリダンのロバ状態になる人は、分析力や理解力に長けているとも考えられます。

 

 

現状を冷静に分析し、物事の様々な面からのメリットデメリットを読み取れる強みがある一方、選択の壁を超えて決断することが難しくなる場合も。

 

 

何かやろうとする際、やるか迷ってしまって結局できない事態に陥ることもあるかもしれません。

 

 

何かを選択し、決断するということは、自分自身でリスクを背負い、責任を持つということではありますが、選択を重く捉えすぎず、

 

 

選択を背負う「意志力」を備えつつ、

選択から逃げずに、時にはインスピレーションでよいと思ったほうを決める、というのが何かを選択するときに重要と感じています。

 

 

終わり