どうもです。
毎度、私事ですが、最近誕生日があって、30歳になりました。
まだまだ大台、と言えるわけでもない若造ではありますが、
30年という歳月は、平成よろしく、1つの時代が過ぎ去るくらいの期間ではあり、今までの誕生日とは違う「重み」のようなものも感じています。
ということで今回は、30歳からの脳は性質が変わるというお話です。
脳の機能は年齢によって、随分と変動があります。
例えば、小学生の脳は丸暗記が得意です。
特に意味を見出さなくても、丸暗記で記憶ができる。
小学生がポケモンや昆虫の名前やたら覚えてる現象とかです。
これが高校生くらいになると、単純な記号の羅列というよりは、意味を理解して覚えたり、論理的に考えたりする力が伸びていく。
そして20代にかけて、作ったり壊したりしながら、脳が編成・構築され、柔軟に動いていく。
それが30歳になると、脳の編成はだいぶ落ち着いてきます。
そして30歳以降は、熟成していく段階になり、すでに構築した脳のネットワークをどんどん密にしていく時期に入る。
これが現象としては、30歳を過ぎると「つながりを発見する能力」が飛躍的に伸びることで現れます。
「英語がうまい人はフランス語の上達も早い」
「ソフトボールがうまい人は野球も上達が早い」
という感じで、前に学習したことを生かせる能力といいますか、一見関係ないものとの間に、以前自分が発見したものに近いつながりを感じる能力が、30歳を超えると伸びます。
「今までは別のものと思っていたものが、実は根底でつながっている」ことに気付いたり、
比喩でまったく違う事象を説明できたり、
趣味の学びを本業の仕事に活かせたり、
とにかく脳の中でのつながりの発見が得意になっていきます。
そう考えると、世界のあらゆる出来事が、何かにつながっているかもしれない、と思えて、瞬間瞬間をより一生懸命生きられる気がします。
20代はインプットを多くして、脳を拡張していくフェイズだとすると、30代はインプットのつながり・密度を高めていくフェイズ。
30代になって、脳は衰えるどころか、20代までとまったく異なる次元に発展するというのが、脳科学が示すところ。
ここから楽しくなっていきますよ人生は。
終わり