どうもです。
今日は、有名な聖書のことば「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。」に埋もれがち?な「与えよ。そうすれば与えられる(ルカ6:38」を検証してみます😆
ペンシルベニア大学の研究で、仕事等で時間に追われるプレッシャーを軽減する方法を見つけようとしたものがあります。
「時間が足りない」と思っているとストレスを感じますし、焦ってミスをしたり、余裕が無くなったりしますよね💦
この実験で、ペンシルベニア大学の研究者は、「時間がない」という感覚を和らげるために、2つの方法を試しました。
一方の参加者には、思いがけないご褒美として自由時間を与え、好きなように過ごすように指示しました。
他の参加者にも同じだけ時間を与えて、「その時間を誰かの手助けに使ってください」と指示しました。
その後、研究者は参加者に次の質問をしました。
ーあなたはいますぐ使える自由時間がどれくらいありますか?
ーあなたはいつもどれくらい「時間がない」と感じていますか?
すると、誰かの手助けに時間を使った人たちの方が、自分の好きなように時間を使った人たちよりも、「時間がない」という感覚が和らいでいました。
また、アンケート調査の結果から、誰かの手助けをした人たちは、「能力がある」「仕事ができる」「人の役に立てる」という項目で自分のことを高く評価できるようになっていました。
そのおかげで、抱えている大量の仕事に対して捉え方が変わり、プレッシャーにも対処できる自信が持てるようになったのでした。
この実験では、誰かの手助けをすることで自信が強まり、大量の仕事を抱えていても、以前ほど大変だと思わなくなりました。
思いがけず自信がついたおかげで、時間のように客観的で変化しないはずのものに対する感じ方までもが変わりました。
つまり人助けをしたあとは、もっと時間があると感じるようになりました。
ペンシルベニア大学の研究者たちは、結果を総括してつぎのアドバイスで締めくくっています。
「時間がないとあせっているときほど、時間を惜しまずに誰かの手助けをしたほうがよい──そんな余裕はないと思いがちだが、あえてそうすべきなのだ」
誰かの役に立つと、自分でも思いがけないくらい、嬉しくなりますよね。
誰かに何かを与えることは、人を嬉しい気持ちにさせてくれる。
時には、自分が嬉しくなりたいがために、人助けをするというのも、やぶさかではないと思っています。
時間がない、気力がない、そんな時こそ、まず与えてみた時に、ぐっと力がわいてきた経験が私にもあります。
これが、「与えよ。そうすれば自分にも与えられるであろう。」の正体なのかもしれません。
終わり