今、来年のイギリス留学に向けて英語の資格試験(IELTS) の勉強をしているのですが、かなり行き詰まってきたので、大学時代の先輩で、世界ランキングTOP10に入るような大学に最近まで留学していたというアニキ気質たっぷりの先輩に相談してみました。
私「あの、実は英語の勉強に行き詰まっておりまして、、、スピーキングでは想定される問題に対しての回答の原稿を作って練習するという感じで勉強しているのですが・・・」
先輩「あー、その方法だと逆行しちゃってるね。
エドワード君は、“what to say”(何を言うか)を準備しているわけだけど、それだと暗記した内容を思い出してる感じになってぎこちない話し方になってしまう。
だから大事なのは”how to speak”であり、”how to say”なんだ。
前者はつまり、中身が無くても堂々と自信をもってスピーチすることで「それっぽい」感じでspeakすること。
後者は、頭に思い浮かんだことをいかに簡単に話すかということ。
日本語だと複雑なことを思い付けてしまって自分の英語力を超える内容になってしまい、結果話せない。
だから自分の英語力の範囲内で発想し、シンプルな英語で表現するトレーニングをする必要がある。
例えば
「この問題には複雑な要因が絡んでいるように思われるために、様々な可能性や関係主体の動向を考慮して、多角的に対策を検討し、優先順位を丁寧に決めていくことが重要であると思料」
って感じで日本語だと難しい内容も思いつくけど英語では表現できないから、
これを簡単な英語で表現しないといけない。
There are many factors, so we need to make a priority.
(たくさん要因があるから優先順位を決める必要がある)
みたいに。
あと話すというのは筋肉を使うことだから、オンライン英会話とか使ってとにかく毎日話して鍛えて慣れるしかない。
その訓練をしておかないと、資格試験は突破できても留学先で何も会話できない、ということになるよ。
断言できるけど、留学先でノンネイティブの日本人はまずヒエラルキーの最下層からスタートになる。
それで地蔵のようにディスカッションに介入できず、エクセルの作業だけ最後に振られる、という感じになる。
俺も正直ネイティブの連中の英語がわからな過ぎて全然価値を出せなかったけど、授業中必ず一回笑いを取るようにしてた。
そうしたらアイスブレイク担当になって、毎回必ず小笑を取ることで、何とかチームに貢献できたんだ。
野球でいうと、
球速110キロくらいの中学生が日本ではイキってた(調子に乗っていた的な意)けど、メジャーリーグにそのまま行ってしまってフルボッコ( フルでボコボコにされるの意)にされながらも8勝15敗くらいで 何とか1シーズン投げ切った、
みたいな感じだった。」
私「(さ、最後よくわからなかったけど)・・・なるほど! センパイすごいッス!!!」