WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)効果で野球が盛り上がりを見せていますね。
それに便乗して本日は野球ネタを...
プロ野球のソフトバンクに在籍していた千賀投手をご存知でしょうか?
日本トップクラスのピッチャーである彼はなんと来季からメジャーリーグのニューヨークメッツと5年総額7500万ドルの契約を結びました。
日本円にすると、102億円くらいです!
なんかもう金額の大きさはよくわかりませんが、千賀投手のメジャーリーグ挑戦自体がかなりのニュースです。
プロ野球に馴染みのない方からすると、すごい金額だけど、大谷翔平、ダルビッシュほどの知名度はないかもしれませんし、
彼らと何が違うの?となると思います。
実は明確に違いがありまして、千賀投手は日本のソフトバンクに入団したとき、ドラフト1位、などではなく、
育成ドラフト4位という、なんというか、球団からすると、とりあえずとっておこか…
いつか一軍に上がれたらラッキーだね、というくらいのそんな期待度しかない選手でした。
大谷翔平やダルビッシュはもちろんドラフト1位でプロ野球選手になっています。
ドラフトで上位にかかるような期待の選手でも、プロの壁にぶち当たって活躍できない選手が多い中、
育成ドラフトのしかも4位で入団した千賀投手。
あれよあれよという間に、日本トップクラスのピッチャーの成長していきました。
この間、『育成ドラフト出身初の◯◯』という記録を山ほど作っています。
そしてついにこのたび、メジャーへの挑戦権を手にしたんですね。
野球界ではもうメジャーリーガーに行くのは
当たり前みたいになっていますよね。
でもほんの20年前にはまだ珍しい存在でした。
しかし先駆者がいることで、自分もなれるかも、、と思い始め、その道を切り開く人が増えていくのですね。
育成ドラフト出身の選手にとって千賀投手は希望の星であり、きっと近々育成ドラフトを経たメジャーリーガーも珍しくなくなるんだと思います。
大谷翔平選手の二刀流も同様でしょう。
そんな感じで、陸上競技の100mでも興味深い現象が起きていまして、
長年100m10秒台の壁を切る日本人は現れず、日本記録は10秒00のままでしたが、
2017年に桐生選手が9秒98を出して以降、立て続けに9秒台スプリンターが誕生しています。
サッカーでも当たり前にヨーロッパで活躍する日本人が増えていますし、先日バスケでも本場NBAで日本人対決が実現していて驚きました。
スポーツの時事ネタを紹介したいだけではなく、ここから分かることは、
自分が成し遂げたいこと、なりたいもの、やりたいことがあるなら、同じ道を辿っている人がいるコミュニティに属するのがベストなんじゃないかということです。
自分一人で孤独に頑張るのは難しくても、同じ方向性の仲間がいる環境であれば、ずいぶん心強いのではないかなと思います!
終わり