どうもです。
高校1年生の時に、脳科学者の池谷先生という方が書いた勉強法の本を読みました。
この中で、学習の転移効果というものが紹介されていました。
ある分野の理解の仕方を覚えると、他の分野の理解の仕方が上達します。
ひとつのことの理解に加え、応用する力がつきます。
法則性や共通点を見つけ出して、より速く、より深く理解できるようになるわけです。
1つの学習が1つで終わらずに、どんどん連鎖していくので、図であらわすとこんな感じに。
これを受験勉強に応用すると、まず1科目を極めて得意科目にする、ということになります。
1科目を得意科目にするには、さらに科目の中の1つの単元を確実に理解し、
1つの単元の理解の仕方をその他の単元の理解に応用する。
得意科目ができたら、その他の科目の学びに応用する。
これを真に受けた僕は、受験において最重要科目っぽい英語のみをやりまくることにしたところ、
高校3年までは定期テストの総合点や順位は散々なものでしたが、英語だけは学年で一桁、という感じになりました、
高3以降、他の科目をやる際に、英語で得られた学習の転移が生じ、結果的に功を奏したと思っています。
そんな受験の思い出を、大人になった今振り返ってみても、学習の転移をうまく効かせて1つの学びを他の分野に転用させていくことは重要だと思います。
サッカーの学びを人生に生かす的なことですね。
ただ、分野を1つに絞ることはしなくていいと思います。
タイトな制限時間があって、出題範囲が決まっている受験においては、科目を絞って対策することも有力な戦略となり得ます。
だがしかしbut!
人生は受験よりはるかに制限時間が長く、出題範囲という概念もありません。
人生のあらゆることはつながっているとすると、1つのことがよくできれば、他のこともよくできるようになります。
逆に、試験に出るところだけちゃんとやろう、という受験的な発想だと、どうしても取捨選択が生じ、
自分が重要視していること以外をおろそかにしてしまい、
おろそかにすることを学習してしまい、転移して、重要視してることもおろそかにしてしまう、、、という事態になりかねません。
というか、受験で味を占めてイキり気味だった私は、このような受験的な取捨選択思考から解脱するのにけっこう苦労しました。
目標以外の物事がストレスになってしまって、どこか窮屈で余裕がない状態になってしまうんですよね😂
視野を広げて、人生や生き方をトータルで捉えていきたいものです。
終わり