どうもです。
柔道の世界で、小学生の全国大会が廃止になったそうな。その理由は以下。
昨今の状況を鑑みるに、小学生の大会においても行き過ぎた勝利至上主義が散見されるところであります。心身の発達途上にあり、事理弁別の能力が十分でない小学生が勝利至上主義に陥ることは、好ましくないものと考えます。(全国柔道連盟)
この決定に対して、陸上の為末氏がコメントを寄せていました。
詳しく見ると為末氏の意見は、
選手自ら考えるというよりは、勝ちにこだわる指導者が選手を早く育てようと、「いいからやれ」というスタンスで教育してしまい、将来的に考えられない選手になってしまい伸び悩む、であったり、
勝てない子にとってはスポーツが楽しくない、となり、スポーツが嫌いになってしまったりする。
為末氏自身は、勝ち負けだけじゃなく、どうやったら速く走れるか、という好奇心にモチベーションがあったことが最後の支えになっていた。
といったものでした。
これ、なんかわかるなぁ。。
僕も学生時代、野球をやっていたのですが、たしかに勝利至上主義的な側面は大いにあって、
勝ち負け、競争がどうしても前面に出てしまう中で、辛い思いもしましたし、最終的に野球を楽しめなくなってしまっていました。
もちろん、勝ちにこだわる雰囲気の中で育てられる部分も多くあると思いますし、現実世界の厳しさみたいなものを学べて、少し強くなれたと思っているので、一概には言えないんだと思いますが、
勝ち負けではないスポーツのおもしろさを感じながら楽しむ場があってもいいなぁと思います。
僕は教会に通っているのですが、教会ではスポーツ活動がけっこう盛んで、勝ちにこだわるのではなく、「自分をつくる」というコンセプトでやっています。
教会で学んだ教えを実践する場であり、精神を鍛える場でもあります。
勝てなかったとしても、最後まで諦めずに走ったなら、それをみんなで褒める。
自分の学生時代の部活の体験があったこともあり、教会のスポーツのコンセプトはなかなか新鮮で、とても魅力的に感じました。
最近は教会の野球活動に参加しています。
野球の技術を教えてくれる指導者はいません。
でもそういうコンセプトのもと、どうやったらうまくいくかな?と自ら学んで考えて、試行錯誤しながらするスポーツは楽しいです。
学生時代に嫌になって、10年くらい、人生から遠ざけて少し気まずく感じていた野球を、今こうして楽しめていることがとても嬉しいです。
こういうのを"奇跡"というんだろうなぁ
と思います。