どうも、国語はそんな得意でもなかったエドワードJr.です。
聖書には、すべてのものは言葉によってできた、と書いてありますが、今日は世界が言葉でできているというはなし。
コンピューターというものがもともと、コンビニくらいの大きさだったのをご存じでしょうか?
まだコンピューターが巨大だった時代、あるエンジニアが、「パーソナル・コンピューター」という言葉を発明しました。
コンピューターの向かうべき方向性を世界に示すことになったこの言葉が先に生み出され、
多くのエンジニアがパーソナル・コンピューターにビジョンを見出して開発に乗り出し、ついに実体としてパソコンが誕生しました。
で、これ、「スモール・コンピューター」とかではなく、「パーソナル・コンピューター」という言葉を選んだことが重要であると言われています。
スモール・コンピューターだと一つの要素を表しているに過ぎませんが、
パーソナルという言葉だと、もう少し広い意味を持たせることができます。
一人一人がパソコンを持つようになる未来、
子供も、大人も、建築士も、アーティストも、パソコンを持ち出してあらゆる作業をする未来、
そんな未来を想像させる「パーソナル・コンピューター」というシンプルな言葉が、それを実現させるという一つの方向に研究者たちを向かわせたのです。
という感じで、言葉がまだ見ぬ世界、ビジョンを人々に見せた時に、人を動かし、その言葉が見せた未来が実現します。
ディズニーランドでは、アルバイトでも、従業員でもなく、「キャスト」という言葉を使うことによって、働いてる人がミッキー達と同じ出演者の意識で職場というステージに立つことになり、勝手にサービスが良くなっていくという話もあります。
ぜひ、未来をよりよく作っていくような言葉を使っていきたいと思います✨
おわり