どうもです。
よく、「神は細部に宿る」と言われますが、世界をきめ細やかに捉えて、細やかに考えたり行ったりすることが大切だと考えています。
で、世界のきめ細やかを表す言葉で、「解像度」というものがあります。
画像を表現する点の細かさを解像度と呼び、一般に1インチをいくつに分けるかによって数字で表します。
単位は、dpi(ドット・パー・インチ)
このことは、図解してみるとわかりやすい。
こんな感じです。
ドット数が細かく、多くなるほど、なめらかに、くっきりと認識することができます。
考えがまとまっておらず、もやもやした状態を解像度の例に考えてみます。
人は考えているようで、実は思い出しています。
頭の中には、コンピューターでいうところの、「記憶域」と「思考域」があります。
「記憶域」では過去の出来事や気持ちを覚えていて、「思考域」では新しい物事を考えています。
コンピューターで例えると、記憶域は情報を保存しておくハードディスクであり、思考域はデータ処理を行うCPUの役割を担っています。
考えるという行為は、本来、思考域で行われます。
ところが、「考えが進んでいない」という時は、思考域ではなく、記憶域をぐるぐる回ってしまっている状態になっています。
この時、考えを進めるために、記憶域にあるものを一旦外に出して、考えることに集中できる環境を整える必要があります。
それが、書き出すことです。
頭の中に浮かんでくる言葉を、とにかく書き出してみます。
そして書き出された言葉を軸にして、考えの幅を広げたり、奥行きを深めたりします。
こうした段階を経ないと、考えているようで、思い出しているだけの状態になってしまい、同じところをぐるぐる行き来してしまいます。
人と話すことで悩みが解決されることがありますが、これも内なる言葉を外部化することで、思考の余地、スペースが確保されたことになります。
書き出すことで、思考と記憶が切り分けられ、考えを進めることができ、物事の解像度が上がっていきます。
例えば、「疲れ」だと解像度が低く抽象的なため、対策も抽象的になりますが、「疲れ」の要素として考えられることを具体的に書き出してみると、解像度が上がります。
疲れ
・運動の疲れ
・デスクワークや勉強で血流が滞る疲れ
・そもそも、疲れと疲労感は異なる。
・眠気に伴う疲労感
└眠気とは、、、
・飽きている疲労感
・ホルモン分泌が滞ることによる疲労
└どのホルモンか、、、
・ウィルパワーが枯渇している疲労感
・ビタミン・ミネラルが消耗していることによる疲労
└どのビタミン・ミネラルか、、、
・ストレスによる疲労
└ストレスとは、、、(続く)
こんな感じで、書き出すことにより、疑問が出てきたり、さらに細かく分解できることに気づけたりして、物事の解像度が高まります。
自分の解像度を高めて細密に自己分析したり、タスクの解像度を高めて小さなto doに分けて着手しやすくしたり、人に振りやすくしたりも、書き出すことから始まると思います。
物事を細かく分解して、小さなことから始めていきたいと思います!
(これが言いたかった!)