どうもです。
ジョン万次郎という人をご存知でしょうか?
日本人として初めてアメリカ大陸に渡った男
です。
江戸時代後期、少年であったジョン万次郎は、漁に出ていて遭難し、捕鯨船に助けられてアメリカに渡ったという、明らかに面白そうな人生を生きた人です。
江戸時代の日本とアメリカでは、文明度にけっこうな差があるわけで、万次郎は日本人初の鉄道乗車、ネクタイ着用、「ABCの歌」を歌う、などをキメました。
日本に帰国してからは通訳士として活躍し、あの福沢諭吉にも英語を教えたといいます。
アメリカの様々な文物を紹介し、西洋知識を貪欲に吸収しようとしていた幕末の志士や知識人達に多大な影響を与えたと言われています。
そんな万次郎、どのように英語を習得したかというと、、、
カタカナ英語。
英語を聞こえるままに丹念にカナに置き換えていきました。
water =
藁(わら)
笑
What time is it now? =
掘った芋いじるな
(ホッタイモイジルナ)
これらは正しい発音に近似しており十分意味が通じるという実験結果もあり、万次郎の記した英語辞書の発音法を参考に、日本人にも発音しやすい英語として教えている英会話教室もあるという。。。
ジョンが残した和製英語は現代もその名残が見られます。
「メリケン粉」
「パテ」
※なんかこういうやつ
それぞれ、「American」「putty」が本来です。
「メリケン」がそのまま残ってるのが興味深いですが、「アメリカン」と「メリケン」だと、実は「メリケン」の方が英米人には通じやすいというわけです。
また、「ミシン」もジョンが導入した言葉です。
語源は「縫う機械」を意味する
「sewing machine(ソーイング・マシン)」
machineの発音記号「məˈʃiːn」の「ə」は、
アにも、イにも、ウにも、エにも!オにも!なります!!!
で、ここでは「イ」になります。
machineをそれっぽく発音すると、
ミシィーン
ね!?
これがそのまま「ミシン」として定着したのでした〜( ´∀`)
(sewing(ソーイング)どこいったんや〜)